一本松の地蔵さん


田畑が広がるフタ池の下手、大熊街道沿いにあるお地蔵さんです。
昔は、ここに大きな松の木が立っていたことから「一本松の地蔵さん」と呼ばれています。
この地蔵さん建立に至っては、不幸なお話がありました。

江戸時代末期のこと、晴天が続き田畑が水不足となると木島湯(水間から水路が続
く近木川の用水)をめぐって、清児と他地区の相互間で争いが絶えなかったそうです。
ある日、八田瀬(森のパチンコ屋さんあたり?)の用水路で、水引争いが原因の喧嘩
で、あろうことか清児の方が亡くなったとか。その後、このあたりに頻繁にひとだまが
出没したため、水引争いで亡くなった方の御魂を鎮めようと、この地蔵さんが建立さ
れたとのことです。
昭和34年にフタ池の堤が決壊した時、用水路の土管が流されるほどの大水が押し
寄せたにもかかわらず、不思議なことにこの地蔵さん、祠は流されても石仏はそのま
まに残っていたとか。
前を通ることがあれば、昔の清児の方々の苦労を偲び、ちょっと足を止めて、手を合
わせてみませんか?

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