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西楚覇王祠・項羽像(安徽省・和県) 〈中国語ジャーナル〉 |
烏江亭に題すに和す 王安石 百戦疲労し 壮士哀しむ 中原の一敗 勢い廻らし難し 江東の子弟 今在りと雖も 肯あえて君王の与ために 土を巻いて来たらんや |
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この詩は、杜牧の「烏江亭に題す」に和したもの。杜牧は「巻土重来」と項羽を惜しんだが、王安石は、江東に渡っても「肯えて君王の与に」巻き返すまでに至ったであろうかと、批判の心をのぞかせる。 政治家としても傑出した王安石の、宋詩らしい理屈の詩ともいえよう。 連戦に疲れはて、兵士たちは悲しみに沈む。 中原での最後の敗戦は、もはや決定的だ。 江東の若者たちがなお残っていたとしても、 大王のために捲き返すことなどしようか。 (石川忠久監修「NHK漢詩紀行」) |