品評会で。部 総合優勝をとろう!


虎の穴作戦 その1

 紅白8割、三色2割の2品種に絞り込みます。その他の品種は捨てる。
 紅白は、激戦区ですが、1席になれば、総合を狙える。

 その他、ジャンボ賞狙いで、落ち葉しぐれのオス×2匹のみ飼育。
 落ち葉のオスは、大きくなれば、体形が崩れない、どう見てもメスに見える、
 一色物と違い、飽きがこない。落ち葉色が増えれば、茶鯉、
 飛んでしまえば、空鯉品種と、潰しがきく。ドイツ品種はダメです。
 また、他の鯉の餌食いを誘う。

虎の穴作戦 その2

 泉水飼育数は、うす飼いで、密飼いは、アウトです。
 品評会に出品できる鯉のみにすると、必然と、うす飼いになる、
 または品評会に入賞できる可能性の鯉だけにすると、鯉が完全に少なくなる。
 へたをすると、鯉がいなくなる。

 永い間、飼った鯉、思い出の鯉、又は情のある鯉も、
 可哀そうですが、見切ります。完全に品評会モードに入る。
 余計な鯉は、泉水に入れない。
 
虎の穴作戦 その3

 5,6月に色揚げの餌7:3ぐらいを1日3回軽く与える。
 決して、餌の量を増やさない。この時期に餌の量を、増やすと
 病気になりやすく、夏まで、引きずる。

 7月中旬より餌の量を増やしていく。この時期からでも、ぜんぜん遅くない。
 7中,8,9、10月に育成用の餌を多く与える

 糞をすばやく排出する。沈殿槽の掃除は当たり前ですが、
 できれば池底の糞を掃除機で毎日取るといい鯉になる。掃除は費用が不要です。
 夏場食いこませば、秋になれば、勝手にツヤが載る、

 品評会、1ヶ月前から餌を少し抑え、
 新水を少なく、水の回転、ブロウーを抑え、仕上げに入る
 1週間前から餌きり。

虎の穴作戦 その4

 品評会は、できれば、出品数を10匹以上、出品する。
 出品数の少ない部が必ずある。

 紅白品種で、1席、2席を取り、1席がBIGタイトルに上れば、
 2席は1席に繰り上がり総合審査で、部総合を取れる可能性もある。

 BIGタイトルは、一番大きな部に出品数を多くする。たとえば、40.50.60部
 から若鯉総合優勝が出るなら、60部に出品数を多くします。


虎の穴作戦 その5

 鯉を購入する時は、自分の美的感覚で購入しましょう。何回も失敗しましょう。
 この手の鯉は、将来こうなるとか、自然と飼育技術が向上します。
 他人様に選らんでもらって、飼育のち入賞しても、少しはうれしいのですが、
 心からうれしくないです。
 
 鯉は、大きくすれば、するほど賞に入りにくくなります。
 ゆっくりと行きましょう。



 
☆2番ではダメで、1番を取りましょう。   
☆審査委員長に、この鯉が1番と言ってもらえた時のうれしさは何とも言えないでしょう。
☆部総合優勝鯉1匹取れるころは、数え切れない鯉を潰していることでしょう。
                                        あとは運しだいです。

                                    

















部総合優勝を取ると

品評会会場で貴方(あなた)は、

次のような世にも奇妙な物語を体験することになります。


支部展品評会会場にて(架空設定)

  秋の澄みきった空の下、

さわやかな秋風にこころとからだを任せながら

マイプールのワクに両手をハの字に広げ、
腰を少し、くの字、に曲げながら、たたずむ貴方!

 澄んだ瞳のその先には部総合を取った鯉しか見えません。

  そして、おもむろに本部席にゆっくりと歩き出し、

「すいません〜。マジックはどこですか?」

「そこにありますよ」

片手にマジックを握り、成績表のボードの前に立ち、成績表ボードの全体をゆっくりと見渡す。
いつもは、右斜め下にしゃがみ込み、小さな準優勝の覧に無造作に小さな名前を書き込むのに、

この日ばかりは
部総合の大きな覧が空白であるのに気が付きます。

そう!貴方がその大きな覧にフルネームを書き込むのです。
いつも、汚い文字で無造作に書き込む名前。
この時とばかりは、丁寧にゆっくりとフルネームを書き込みます。

しかも。立ったままで。

 その時です。

 右斜め下で、ボードに名前を書き込んでいた友人Aさんが貴方に気がつき、

「えぇ、総合とったん〜?、マジ!うそ!
すごいなぁ〜。最近鯉が違うなぁ〜。とおもとってん〜。おめでとう」

「ありがとうございます。まぐれやで〜。」と答える貴方!

 左斜め後ろでいたベテランBさんが、貴方に気付き
「え!総合?どんな鯉で、取ったあん?めして〜なぁ〜」と3人でマイプールに歩き出し、、、、。

「この鯉です」と貴方はやや自慢げな顔でゆっくりとその鯉を指差します。

 時とともに3人が5人、5人が6人とキャンパスの回りはベテラン勢の人たちに囲まれ

 「良い鯉だ。」 「良く仕上がっている」 「飼育!うまなったなぁ〜」 「テリがちがうな」

「どこの鯉や」 「何歳や」 「若いな」 「ブランド鯉やな」 「よう総合とれたな」

 「こんなエエ鯉いてたか?」 「高かったやろ」 「全国いくで!」 「ものが違うな」

 「鱗王賞とれるで〜!」 「先のある鯉やな」 「玄人好みやな」 「立ても効くな」

「いや、国魚いくで」 「安く買うたんとちゃうか〜」 「譲ってくれないか?」 「ツヤがあるな」

「体形ええなぁ」 「いや質もバツグンやで」 「ほんまエエ鯉や!」 「尾筒太いな」

「骨格にまだ余裕がある」 「頭〜尾筒まで均整が取れているな」

「おめでとう」 「よかったな!」 「すごいな!」 
とヤンヤ!ヤンヤ!の賛辞の嵐!

 鯉仲間に認めていただいたことが、
入賞したことよりも、貴方には喜びを感じとれるはずです。

 その時です。マイクを通して審査委員長より入賞鯉のコメントがあり
「この鯉は本品評会出品中で一番仕上がりよく審査員全員一致で部総合にいたしました。
 なりよりテリがバツグンで、飼育技術の勝利である」

と。それを聞いた貴方は、瞳に薄っすらと涙が滲みます。

  なにげなく汗をぬぐうフリをして、涙をふき取る貴方。

 品評会会場のキャンパス片付けも、いつもとちがい軽やかに!動きまわる貴方。

 いよいよ表彰、いつもより後方にいる貴方。
名前が呼ばれ、割れんばかりの歓声。
支部長さんより表彰状と持ちきれないトロフィをいただき、
貴方は、右足を半歩後ろにずらし、
クルリと180度回転、パノラマ映像のように皆さんに90度角度でお礼をする貴方。

 帰宅するなり、家族が必ずわかる所に表彰状とトロフィをさりげなく置く貴方!
 鯉を泉水に戻してる間に家族がトロフィに気づき大騒ぎ!


 一段落つき貴方はお風呂に入り、ここち良い疲れをとります。
お風呂上りに貴方は、
今日は、発酵酒ではなくスーパードライにしようと思い
ゴックンといっきに飲み干し、今日の品評会が掲載している鯉の本はいつ届くのかなあと思いつつも、
次の品評会にはどの鯉でいこうか?と思いは、はや品評会!
一度総合を取るとヘタな鯉は出品できないなぁ〜、と、、、、。

    バージョンアップした貴方(あなた)がそこにいる!


 このストーリーはフィクションであり、登場する人物は架空のものである。



                  
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