魚病対策

卓越した飼育技術のある、お客様には失礼な文章ですが、メモ紙程度のお気持ちでお読みいただければ幸いです。

以下の文面は、自分が体験したことを、簡単にまとめました。数知れぬ鯉を、過去に殺しました。いや、現在、将来も、また、同じ事をするでしょう。

極力同じあやまちを起こさない為に自分自身のためにもミニ論文として保存しています。
文章の内容は、ときとして代わりますので、間違いも多々あります。

基本の消毒(隔離水槽)

   塩分濃度計が必要です お料理用が安いです

 その1
 水温 20℃〜24℃、1トン対して0.4〜0.55%の食塩濃度、きれいな新水の塩水、池水は不可、適度なエアーで、約2日〜7日間。

 その2 強力消毒  
 水温 20℃〜24℃、1トン対して0.4〜0.55%の食塩濃度、きれいな新水の塩水、池水は不可、適度なエアーで、約2日〜7日間で
 ビオトーク 100cc対してキャップ1杯とパラザンキャップ1杯です
 ただし ビオトークとパラザンは高価です

 ビオトークで殺菌して抗生物質のパラザンを入れる だいたい良い結果が出ます 

池全体の消毒

 3日間の餌切後、こなれた水を半分又は2/3を捨て、新水を注入、池水を新水に近い水にします。塩0.5%より初めます。病気の種類にもよりますが、鯉のようすを見ながら、0.7%まで2〜3日でもっていく場合があり。(0.7%以上の塩の濃度7日間以上薬浴の場合は、緋が飛ぶ可能性あり)、エルバージュ、トンあたり10〜15gです。

外池の場合は、塩の濃度を少し高くします。こなれ水は鯉にとって良いのですが、塩、薬にとって効きにくい。特に、新仔と当歳のねむり病は、一から水を作り直し、塩を入れ、少しずつ、温度を上げながら、塩を増やします。7日間〜。新水は止める。ポンプ作動。

鉄の強制ろ過機の場合、ろ過機の中、バブル類は、完全に錆がくる。

新しい鯉が入った場合(私の場合です)

 マルオケでバケツの底が完全に見えない程度の濃いカマン酸カリで4分間消毒。500リットルの別水槽に300リットルの新水を張り、(ろ過なし、薬浴の場合、ろ過をすると雑菌が出る)塩を1トンに対して0.35〜0.5% 、1トンに対してデメリン2g、粉末マゾテン0.6g、マラカイトグリーンをほんの少し入れます。

200Wのヒーター(大きなヒーターはサーモが壊れた時お湯になる)で水温20℃以上に設定し。約2〜6日間以上(前の泉水飼育の餌の糞を出し切ります。糞から新たな水性菌が繁殖します。薬浴槽の水が濁れば、すぐに作り直します。)

薬浴したのち、もう一度カマン酸カリで4分間消毒して各泉水(冬季19℃)に移し、3日間の餌きり、4日目から通常飼育。2t、4t泉水、又は5t泉水で4週間〜2ヶ月、程度飼育します。

この間イカリ虫対策として、3〜4回ほどデメリンと粉末マゾテンを散布します。そして約4週間〜2ヶ月後、50トン泉水に移します。

ここでの注意
 完全に飛びださないように隔離薬浴水槽にフタをする。マルオケの場合は少しの隙間から飛び出しますので厳重に注意してください。塩水ですので何回も飛び跳ねる。又はエアーレーション方向、光の方向に飛び出さそうとする。大きなサイズの鯉は口先、尾ヒレの先が充血しますのでマルオケはちいさい鯉が適しています。

もし薬浴槽がなければ、7%のとても濃い塩水で10秒間入れる(当歳は不可、塩が強すぎる場合がある)。又は、バケツの底が見えないぐらいの濃いカマン酸カリで4分間消毒して泉水にいきなり鯉を入れ3日〜7日間えさ切りをしましょう。

 水量の少ない別水槽は塩の入れすぎに注意しましょう。 白地、ヒレが充血してきた場合、塩の入れすぎか、細菌寄生か、外温、水温が高い時です。

 隔離薬浴水はできるだけ1匹のみで行います、2匹以上だと水の濁りが早くなり病魚ですと治りません。水が濁れば、また一から薬浴水を作りなおします。あくまでも消毒ですので塩は0.35%〜0.5%で十分です。(塩0.5パーセントでも、菌は死滅しないので、0.35パーセントでも、同じ)病魚の時のみ0.5%以上にします。

新水で行う、水道水はエアー又はハイポで塩素を飛ばしておく、池水を使用した時は結果が良くありませんでした。

 マカライトグリーンは細菌を殺すつもりで入れていない、水にカビが、はえない為に入れるだけで、色か薄く付く程度で、1時間でとびます。マラカイトは毒性が強いので、別に入れなくてもよいと思います。マラカイトグリーンは1トンに対して0.2gですが、現実には1トンに対して0.2gなどは計るのは不可能です。量を気持ち程度にします。

量が少なくて効く薬は毒性が非常に強く、薬を使用する時は、手に切り傷、すり傷があると非常に危険です。また、この様な時は鯉を触るのも避けたほうがよいと思います。簡単に雑菌が入いるので注意します。

エアーは2箇所からとる。ストーンは2つ以上、1日に何回も見に行きましょう。水温を20度にするにはイカリ虫の卵を早く孵化させるのと鯉の輸送疲れを早く回復させるためです。水温20度にするには沸騰湯沸し器のお湯をたせばよいと思います。一度温まると電気代はそれほどかかりません。ヒーターのコンセントは乾いた手で触りましょう。ヒーターの空焚きに注意しましょう。一瞬にしてサーモンが壊れます。何個も壊しました。

鯉の移動はナイロン袋かマルチネットで、マルチネットの場合エラから血が出る鯉がいるので、せっかく薬浴水を作った水に血が混ざると逆効果ですので注意しましょう。

 そして泉水にいれてから三日間エサ切りするのは新しい泉水の水に鯉の体液が入れ替わるのに3日間かかります。すぐにエサをあらえると最初の1週間は良く食べるのですが、2週間目にはエサ食いが落ち死なせる場合があります。他の鯉には気の毒ですが4日目には前にもましてエサ食いがよくなります。



超簡単な病魚鯉 治療方法
   ホームセンターで販売しているオケ、2コ用意します
  95リットル 塩60グラム(1トンに対して 塩 0.6%)エアーは 必須です
   飛び出しますので もう 一個のオケでフタをしてください  3〜4日間で 水が濁ってきますので 水の入れ替えが必要です
  水の入れ替えは もう一個のフタしているオケにまた新水と塩を入れ今度は
  鯉を入れかえ 今の 入れているオケの水を廃棄して そのオケでフタをしますと手間が楽です

穴あきの場合は、 新水のみで ビオトーク キヤップ1杯分 毎日同じ時間に同じ量を入れます
数回いれるうちに ビオトークの量を増やしたくなりますがエアーでとびますので 
量は同じでいいいとおもいます。これで治らなければ あきらめましょう!



穴あき病
乾燥南天による治療法

8割ぐらいの確率で治ります
頭部は治りやすい
これもタイミングの問題です
傷口が治りだすと完治まで早い
鱗部分の化膿は治りますがケロイド跡が残る場合がある


      

穴あき病、エラ腐れは、錦鯉飼育に於いて避けて通れない病気です


 

 乾燥南天薬浴は、丸オケに100リットルの新水を張り
 50グラムの乾燥南天を入れ、5日間 やや、強めのエアーをいれるだけの
 手軽な治療法です。 
 鯉の体力が持つか 穴あきが治るか 綱引き状態の場合もあります
 
 
 パック詰します。パック詰しても葉と枝がでます
 約20グラム〜25グラム入れます
 網のネットで使用しましたが、小さな枝がたくさん出てしまいます 
 また 使用後の廃棄が厄介です

 または、弱火で30分ほど煎じ
 その煎じた液だけを直接入れると即効力があります 水はすぐ茶色になります
  

   
 
 必ず1匹のみの暗室で、鯉を遊泳させないのとフンを最小限に
 鯉は1匹だとジィーと静止します。傷化膿箇所の前の鱗が傷口を接触させないためです
 水は、新水、水温は、24度がベター 5日間 エアーは やや強め
 ヒーターは24度設定で25℃になるとサーモが停止 22度で作動です
 冬季 外使用の場合 ヒーター2コ使用しても24度になりません
 冬季はできれば20℃以上で
 室内では 温度を上げての 南天薬浴はニオイがします
 乾燥南天は4日目に廃棄します

 
 2日目に白く濁ります 3日目から茶色になりますが、問題ありません


 穴あき病は、乾燥南天のみで 傷口は一切さわらないようにします
 塩を入れると、1日で傷口ギリギリまで鱗を侵食させますので、
 塩をいっしょに使用しないでください
 まず、乾燥南天で止血させ、傷口に膜を貼らせます
 一時的に傷が広がる鯉もいる
 5日間薬浴 一旦 泉水に戻し 様子を見ます
 一旦5日間で切ります、連続の場合ツリガネを自家発生させる場合あり、
 のち、タイミングの問題です
 
 傷口に白い膜が張っていればそのまま泉水で大丈夫です
 でも、ケロイド跡が残る場合が十分ある

 傷口に薄茶色の膜が張る時があります この場合は治りません
 または、傷が非常に広がっている時はなおりません
 メスの場合 卵がなくなります
 腹ボテの鯉は 卵巣がなくなりますので良い

  ひどい穴あきは絶対に治りません 処分しましょう
 
 エラぐされは 乾燥南天と塩0.55パーセント
 塩でエラの白い部分をそぎ落とし 傷を乾燥南天で治療です
 塩と併合ですと水の濁りが早く 4日目に塩ナシで
 新水を張り乾燥南天のみで3日間
 
 
 鱗が水ぶくれの場合は、塩ですぐ収まりますが、傷立鱗は塩では治りません
 鱗1枚脱鱗するだけで、カラムナリス菌からすれば、小学校の校庭ぐらいの広さでしょう
 背ヒレ、ヒレの骨が出て骨の先で傷化膿になる穴あきは完治しません
 ヒゲの化膿は治りますが、ヒゲは再生しません

 エラ腐れは、奥から来た腐れは、完治しません
 奥からくるエラ腐れですと もうすでに外側までの複数のエラを傷付けています
 外側から始まるエラ腐れは治ります


初期の一部立鱗または初期の穴あき病

水温20℃以上、エルバージュ、1tに対して塩を0.6%で隔離し、3〜7日間。


水温20℃以下の時は化膿箇所を触ってはいけません。20℃以下ですと鯉に再生機能がありませんので、余計に化膿箇所が酷くなります。立鱗した鱗はコケが、はえるまで、放置します。立鱗した鱗をすぐに切除すると、下鱗が再生しません。

新穴あき病の場合、一晩で、10枚ほど一度に立鱗、ヒレ、背びれ付け根の化膿等。他の鯉に瞬く間に移り、観賞価値がなくなる場合があります。蜜飼いだと、感染が非常に早い。
新穴あき病だと断定するには、とても難しい。

新穴あき病は、経験から接触感染で、水感染ではなく、自家発生はありえず、必ず新しく入った鯉から感染します。
(新しい鯉が入った場合は、メイン池に移すまで、できればサブ池があれば、ベターです)

また、他の方法として、抗生物質と組織活性(鯉本来の生理機能を回復する)を併用した注射がありますが、炎症箇所の進行と注射の量のタイミングが合えば効くときがありますが、炎症の峠に向かっている時は、あまり効かない場合がある。

注射場所は鯉の場合、右に心臓がありますので、左手ヒレ下で軟骨に当たらないようにしましょう。注射後は水温20℃以上がベターで水温が低いと毛細血管まで行き渡らず、注射箇所が腫れたり又は注射針跡から化膿する場合があります。


その他、犬猫用のバイトリル注射(抗菌液)があります。抗生物質と違い、抗菌液ですので、鯉に副作用、耐性菌ができにくい?。また、アンプルビンと違い、ゴム口から液を取れるので、使いやすいし、液量が多いわりに値段が安い。注射後は、水温20℃、塩0.6%以上、エルバージュ(抗菌剤)、トン10gに入れると、効きやすいです。



ツリガネ対策(穴あき病)

鱗の先端に白く米粒状になる。これが厄介でしつこい。大きな鯉の場合、鱗の先端の周りが白く腐ります。

 綿棒の先を濡らしマラカイトグリーンを付け、化膿箇所のみピンポイントで押さえ付けます。この作業を3日おき位、2,3回繰り返せば水温にもよりますが、治ります。

 また後者の鱗の先周りが腐る対応は水温24℃以上あれば鱗を切除すれば良いのですが、水温が低い場合、紅のど真ん中ですと化膿すると観賞価値が無くなります。まず麻酔をかけ鱗の腐ってる箇所のみハサミで切断し切除箇所の返しがないか確認しマラカイトグリーンを綿棒でつけ様子をみます。穴あき病と。緋食いにも、この綿棒でマラカイトグリーンをつけ、よく利用します。

口先、ヒレは、ドライヤーで、10秒ぐらい熱し、イソジン。
これを、3回ほど、繰り返し、最後は、綿棒の先を濡らしマラカイトグリーンを付けます。
ドライヤーで、熱っすると、なんとも言えない臭いニオイがします。
そして、1週間後、また、同じことを繰り返します。以外と、たいへんです。

マラカイトグリーンを池全体に散布してはいけません。ツリガネ(穴あき病)に対しては、まったく効かず、量を間違いやすく危険毒物です。(本には、マラカイトグリーン使用と書いてある)

初期の鰓病

 まず麻酔をかけ エラが白く腐っている箇所を確認します
 先端であれば はさみで大胆にカットします
 片側なら助かります
 カットすると大量に血がでますので カット前に白く腐っている箇所をしっかりと把握しとかなといけません。カットしだすと以外と奥までエラ腐れが進行しているのが理解できます
 のち、泉水にもどし、出血がとまるのを確認して
下記の塩で薬浴です

 鰓病の場合エアーを猛烈に吹かし、水温20度〜22度設定、0.7%の塩、エルバージュ、トンに対して15g、5〜7日間のあと、治らなければ、もう一度薬浴水を作り直す。

 初期の鰓病を発見するには非常に困難です。

他の鯉より動きが鈍い、肩口から背骨の部分を水面から上に出し一時静止する。手ヒレを閉じる、餌食いが悪い、水面近くを泳ぐ、口を常に動かす、片側の鰓だけで呼吸している、両鰓の呼吸回数が他の鯉より多い、体表又は腹裏に薄く赤い部分が点在する、一色物は黒い点が少し出る。等です。

この時期を見逃しますと手遅れになります。せっかく苦労して飼育した鯉が鰓病の場合、実にホントに簡単に死んでしまいます。当歳魚の場合は、ほとんどアウトです(鰓蓋を開けると、一部、白く腐っている)すぐにあきらめないと、他の当歳魚に移ります。また、治ったとしても、成長がとても遅く太りにくい。3月〜6月の間はよく観察しましょう。

あまりお勧めできませんが、他の方法として、トンあたり7%の塩(とても塩の量が多いです)で、10〜15秒(鯉が白くなる)漬けます。池に放流の時は、できるだけ中央に投げ入れます。塩が強すぎて方向が麻痺していますので、鼻を打ち死なせます。何匹か死なせました。(塩水が顔や手に飛び、かゆい!)原始的な治療法です。弱っている鯉は必ず死にますので注意してください。

とても伝染力のある鰓病の場合、池全体に、トンに対して塩0.7%以上、エルバージュ15gで7日間以上。新水を止める。ポンプ作動。(死ぬ鯉と治る方向に向かう鯉がでます。)

イカリ虫対策

 2日前から餌切し、濾過槽を掃除する。一日中、家に居るときに朝に薬を散布します。1tに対してデメリン2g、粉末マゾテン0.6g、ポンプと差し水は1日間停止します。エアーは強く吹かします。

夜寝る時に薬を散布してはいけません。朝、散布するのは薬の量を間違えることがあるからです。泉水に何回も見に行きましょう。ポンプは1日間も停止させると次に作動しない時がありますので、1回はポンプを10秒位作動させましょう。開放ろ過、新水の少ない泉水、又はエンドレスの泉水の場合、水の立ち上がりに時間がかかることをご承知ください。また、20℃以下は薬が効きにくいようです。

 鯉の皮膚病の8割の初期原因はイカリ虫です。イカリ虫が湧くと鯉の体の粘膜が薄くなり他の細菌が寄生しやすくなります。また肉眼で発見できない、鱗の中に入り込む、幼虫と卵が厄介です。卵から孵化をする時に鯉が一番体を擦り付けるようです。水面を飛び跳ねたり(冬場水温が低いのに、夜中に飛び跳ねる)、餌食いがおちたり、池底で集まっている時は、まずイカリ虫を疑いましょう。

1匹の成虫イカリ虫から大量の卵を産みますが成虫になるのは、ごく一部です。また卵が孵化する時期も1週間から1ヶ月ずらすようです。なかなかの難敵でマゾテン単品では効きません。蜜飼いだとイカリ虫が繁殖しやすいようです。

このことを考えると薬散布は、数回に分けて行います。卵の間は薬が利きません。3月〜6月に5〜12回散布。10月〜12月に20℃以下になる前に3〜8回ほど散布します。秋は鯉の調子がとてもよいので薬を散布するのを思案しますが、来年の春に痛い目にあわないようにするためです。(穴あき病にかかりにくい)


秋の場合のイカリ虫薬散布(鯉が調子がいいので短時間で済ます)

自分の池の場合は、地下水ですから、新水を多く入れた後、池水量を半分(50トンから25トン)に減らし、トンに付き、デメリン2g(教科書には1グラムとかいてある)とマゾテン0,6グラム(教科書には0.3グラムと書いてある)散布してから、地下水を入れていきます。満タンまで、約16時間。薬が効いている時間は12時間ていどだと思っています。

秋の新仔、又は当歳魚が手に入った場合対策(多年魚といっしょにしない)
24℃、(田んぼの水温と同じがベター)0,55〜0.6%濃度の塩水で4日〜6日。
泉水に移して2日間の餌切り、この時の泉水温度が高い方がベストです。

水でふやかして、柔らかい餌から少しずつ与えます。最初からいきなり餌を多く与えるとねむり病になります。

 当歳魚は、必ず4日〜6日間、塩水に入れます。これを、しめるといいますが、のちのち、眠り病にかかり難く、餌は、絶対に控えめにします。(どうせ、夏になれば、大きくなる)

新仔のねむり病対策

 20〜24℃、0.55〜0.7%濃度の塩水で2〜3日ようすを見ます。(ゆっくりと水温と塩を増やす)初日の温度が、とても低いと直りにくい。

浮く眠り病は、治りやすい
池底で、横になる眠り病はタチが悪い。

上記の塩で改善がみられなければ、水温30℃で7日間行います。

1回目の治療を怠りますと次に肌が充血して背コケになりゆっくりと全滅します。(疲れる)

1回目の治療がとても大切です。


新仔細菌寄生(肌の充血、薄く白い膜を張る)対策

 隔離水槽に新水、水温20℃、1t対してカマン酸カリ2g。カマン酸カリは4時間程度しか効きません。1日に2回ほど同じ隔離水槽に散布します。

カマン酸カリは不純物に取り付き酸化して沈殿し、カスは浮上します。鯉の体表の消毒に適しています。翌日もう一度、水を一から入れ替え、カマン酸カリを2度入れます。3日目にもう一度水を入れ替え今度は0.55パーセント濃度の塩水にエルバージュを1t対して10グラム入れ観察します。

この作業は手間がいるので水量は50リットル〜200リットルが適量です。

また2歳以上の鯉には、水量は200リットル以上です。とても手間が必要で、治らなくても、あきらめがつきます。

空気を非常によく吸いにくる鯉対策

 大型の餌食いのよい鯉に多いようです。
または、片側の鰓が知らない間に軽い鰓病になり、自然に治ったが、鰓に少し傷がついている場合。

隔離水槽に新水、カマン酸カリ、1t対して4gを入れ、8時間いれます。
1時間もすれば水面に茶色のカスが浮上しますのでメッシュの網で取り除きます。鯉の体表が薄茶色になります。

やや危険な薬浴ですが、時間と薬の量を間違えなければ大丈夫です。

のち、0.7%の塩水で7日間。これで治らなければあきらめましょう。

カマン酸カリは比重が重いので量を間違えないようにしましょう。

最強の天敵、コイヘルペスの治療方法対策(これしかないような気がします

 KHVとわかれば、短期間で全滅します。(死亡率90%以上)、

密飼いだと感染速度が、非常に速いと思います。水温13℃〜28℃で発病。一匹一匹治療する間がない。

まず、水量の多い水槽、キャンパスに、全匹、移し、泉水の鯉をカラにする。(泉水の水はそのまま)

水温31℃で24時間。

のち、20℃以上で、0.8〜0.9%の塩で3日間。のち、0.7%の塩水とエルバージュ、トンに対して、15グラムで、7日間。エアーを猛烈に吹かす。

塩の副作用として、緋が飛ぶ、目が白い膜を張る。体表のヌメリが落ち、充血する。そして、泉水に戻します。

泉水に戻すと、水面近くで、ふわふわとする鯉は、また、別水槽で、0.7パーセントの塩水で、薬浴です。

この間、死ぬ鯉と生き残る鯉に分かれると思います。この治療法が現実的です。

水温を31℃に上げるのは、設備が必要ですので、ボイラー設備がない場合、塩濃度を濃く(0.9〜1%)するしかありません。鯉をカラにした泉水は、ポンプを止めずにそのままの状態で、バクテリアを温存します。

鯉がいないので、ヘルぺスは、すぐ、死滅します。生体反応が、なければ、ヘルプスは生存不可能です。

コイヘルペスは鰓薄板と鰓薄板の間に粘膜を貼り、鰓を腐らせ呼吸困難にして短時間で窒息死させると想像しています。

はやく鯉に対して免疫機能が付くことを祈るばかりです。

時にヘルプスに対して免疫機能を持つ鯉も居るはずです。
ただ、KHVが発病した場合、他の病気を併発しているはずです。新穴あき病を併発していると最悪です。

生き残った鯉は、陽性で発病していないのか、KHVに対して免疫機能をもっているのか、判断がしにくいと想像します。試験鯉として、当歳ではなく、2歳魚を入れ、7日間ぐらい、観察しましょう。鰓病にかからなければ、KHVは死滅しています。

ただ、KHVと判断するタイミングが、とても、難しい。

皮膚の炎症治療

 綿棒の先を濡らしマラカイトグリーンを付けピンポイントで炎症箇所を押さえつける。

この治療法をよく使います。

50cmまでの鯉ですと麻酔をかけずに簡単にできますが、これ以上大きい鯉やオス鯉はやはり麻酔をかけたほうがよいでしょう。時として顔や服が水浸しになりマラカイトグリーンが手に付きます。この作業はお風呂に入る前にお勧めします。

池全体への薬撒布(イカリ虫)又は予防

 デメリンと粉末マゾテンだけしか使用しません。他の薬は使用する必要がありません。


デメリンは2gいれても鯉は死にません。イカリ以外の脱皮する原生虫にも効く。デメリンは、本来は花の生産者が、蚊が脱皮しないように、ハウスの周りに散布するホルモン殺虫剤です。3月〜6月に5〜12回、10月に3〜8回、20℃以下は効きにくいようです。

液体マゾテンは使用しません。ギグになります。新しく鯉を購入した場合、必ずイカリ虫の卵が付いてくると思っていても過言ではありません。デメリンはボディブローのように効きますが、完全に全滅できませんが、活動を鈍くします。薬を散布期間中は、小さなタニシを見かけませんが、夏になれば、また沸いてきます。この原理が、イカリ虫等にも、当てはまると思っています。
1年間の、餌の与え方に比例してブロアー台数の設置

 (水量50トン、ハウス式、地下水、強制ろ過機100トン用1基)


1月中旬〜4月中旬

  餌切りします。この時期が一番寄生虫、細菌寄生、えら病になりやすい。
特に、5月のゴールデンウィーク期間中があぶない。この時期は、鯉の売り出しが多いのですが、連続で、違う場所から鯉を購入しないで、必ず期間を開け購入しましょう。40Wのブロアーを2台使用。


4月中旬〜6月下旬

 1年間で最もよく餌を食べる時期かもわかりませんが、この時期の餌のやり過ぎはすべて卵巣に栄養がいきます。そして梅雨時期で日照時間が少ない時期ですのでかなり餌をおさえておきます。鰓病の予防にもなる。この時期に餌をやり過ぎると卵巣が大きくなり内臓を圧迫します。肝心の7月からあまり餌を食べなくなります。7月になっても卵巣に栄養がある為餌を食べなくてもよいからです。40Wのブロアーを3台使用。


6月下旬〜7月下旬

 育成用の餌をフルに与えます。(秋の品評会出品予定の場合は色揚げを7割程度混ぜて与えます。体が大きくなる前に少し色を揚げる努力をします。私の場合は品評会に出品しないので色揚げを与えていません。)この時期から新水を多くし、40Wのブロアーを8台稼動させます。水面が波立って鯉がまともに見えませんが、夜に掃除する時に灯りを点けブロアーを止めて鯉を観察します。


7月下旬〜12月中旬

 1日8回位に分けて育成用の餌をフルにあたえます。最後は夜10時頃に一番多く与えます。一番良く食べる鯉にあわせて与えます。茶鯉などを入れておきますと周りの鯉もつられて良くたべるようになります。


12月中旬〜1月中旬
 軽く与える程度です。ブロアーを2台にします。






上記記載の文面は、当方個人記入です。間違いも、たくさんあります。
温度、環境、タイミングもあります。病魚になれば、完治する確率がとても低く、ほとんど、あきらめなくてはならない場合があります。


鯉の調子が、おかしいと思えば、すぐ餌きりします。
夏場以外の餌のやりすぎ、水代わり、太陽光、多方面からの鯉の連続短期購入(特に冬場、5月頃に菌が一斉に活動する)、蜜飼い、イカリ虫等が病魚の原因になります。
KHVは別として、新穴あき病、伝染鰓腐り病、ただの穴あき病さえかからなければ、鯉はつねに楽しく飼育できます。

 鯉専用の薬は、まったくなく、塩で治らなければ、ほとんどの薬は利きません。

伝染力のある場合は、他の鯉のことを想い、すぐにあきらめましょう。
伝染力のある病気が出た場合、日にちが経つにつれ、迷路にはまり、いろいろな薬を散布しだしてしまい、鯉をよけいに弱らせてしまいます。(体験済み)

(ホルマリンは使用厳禁です。池の生体系を完全に狂わせます。)

基本に戻り、水温20℃以上、塩とエルバージュで、長期治療しましょう。
エルバージュは、抗菌力は、強くありませんが、塩と相性が合います。

これで、治りそうでなければ、最後の手段として、やはり塩の量を多く、塩0.7〜0.95%、エアーを猛烈に吹かし、新水を止め、ポンプを回し、数日間行います。



 ★ 薬、塩を散布する前に、必ず、2件以上の鯉屋(プロ)さん に相談しましょう。季節(水温)、池の環境により、治療法が異なります。1回目の薬散布の種類と、塩の量が、非常に重要だと思います。1回目の治療法を間違いますと、完治しません。





    文章の内容がバラバラですが何か少しでもお役に立てれば幸いです。
    このたびは貴重な、お時間、長い文章をお読み戴き有り難うございました。