にらめっこのだるまさん
「だるまさん、だるまさん、にらめっこしましょ。笑うと負けよ。あっぷっぷ」
……だるまさんというと達磨太師のことだろう。
マモルくんが笛を三回吹くと飛んでくるロケット人間のことだ。
……ごめんなさい。それは達磨太師(ダルマタイシ)じゃなくて、マグマ大使(マグマタイシ)でした。
達磨太師。洞窟で九年も座して瞑想していたという人物である。
にらめっこしても、こちらがどんな面白い顔しても笑ってくれないような気もするし、また、だるまさんのほうが面白い顔をしてくれないような気がする。
だるまさんが、簡単に笑わない屈強な精神の持ち主だから、このにらめっこの歌があるとしても、だるまさんのほうが笑わしにかかってくれないような気がするところが問題ではないか。
もし、そのだるまさん、というのが、あの起き上がり小法師のことをさすとすると、それは器物であるから……、擬人化してるわけか。
器物だとして、その起き上がり小法師である必然性がわからない。
別にこけしでもかまわないのではないか。
だるまさんというのは遊び相手にいいんだろうか。「だるまさんがころんだ」も有名な遊びである。
「だるまさんがころんだ」で十文字で十数えたというものだが、ちなみに関西では「ぼんさんがへをこいた」である。二十まで数えるときは「ぼんさんがへをこいた においだらくさかった」である。余談だが。
ああっ。いきなり思いついた。
だるまさん相手ではにらめっこしにくいかもしれないが、犬が相手ならにらめっこしやすいかもしれない。笑ってくれないだろうという気はするが。
「ダルメシアン、ダルメシアン、にらめっこしましょ……」
……あかんわ。
(2004年6月7日)